彼女たちの旅路2 〜食材の聖堂?〜

普通はあり得ませんけど

メアリ:さて、着いたわ。
アーシェ:ついたね。
シャーリィ:う、うーん・・・・・・着いたの?
メアリ:着いたわよ。

シャーリィ:本当に・・・・・・あら?


シャーリィ:・・・・・・えーと。
メアリ&アーシェ:何?
シャーリィ:えーと、あのー、どこに着いたのでしょうか?
アーシェ:そりゃ、もちろん・・・・・・
メアリ:サグラダ・ファミリアね。
シャーリィ:つまり、ここは、イギリスではなく・・・・・・
アーシェ:そう、スペイン。情熱の国スペイン!
メアリ:ちなみに、スペイン第二の都市、バルセロナよ。
シャーリィ:・・・・・・どうして、アムステルダムから、バルセロナに?イギリスはアムスからみてほぼ真西、でも、スペインは南南西ですよ?
アーシェ:そんなの、もちろん・・・・・・
メアリ:飛行機を乗り間違えたからに決まっているじゃない。それも、シェンゲン条約のせいよ。
シャーリィ:その条約が成立したのは20世紀の最終四半期です・・・・・・というか、(20世紀初頭の)イギリスが、そんな地域内移動を自由化する条約なんか締結するわけないじゃないですか、そのうち戦争始めるのですから・・・・・・そもそも、今だってイギリスは批准していないですし・・・・・・
メアリ:とにかく、今私たちがこうしてバルセロナにいることは間違いのない事実なのよ。だから・・・・・・って、アーシェ?

アーシェ:ここはポイ捨て禁止よ。
???:・・・・・・あ、あぁ、済まない・・・・・・
メアリ:(ここからポイ捨てするわけないじゃない、よく見てみなさいよ、中央に人が垣間見えるでしょう?推定高度50mよ、というか、あのひと、みたことあるような・・・・・・)
アーシェ:ふう。いいことしたわ。
メアリ:・・・・・・そうね。
シャーリィ:そうですね(あのひと、モリアーティさんじゃ・・・・・・)。
モリアーティ:(・・・・・・なぜだ!なぜいることがバレたんだ!どういうことだ、俺の隠れ方は完璧だったというのに・・・・・・)
アーシェ:・・・・・・って、え?何この高さ?うわぁ(フラッ)
メアリ:きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!アーシェぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

続くのか?